この連休に那須温泉に行ってきました。
宿から歩いて10分も行ったところに”史跡 殺生石”がありました。
由来を調べてみるとこうでした。
昔中国や印度で美しい女性に化けて世を乱し悪行を重ねていた白面金毛九尾の狐が今から八百年程前の鳥羽天皇の御世に日本に渡来しました。
この妖狐は「玉藻の前」と名乗って朝廷に仕えた日本の国を亡ぼそうとしましたが、時の陰陽師阿部泰成にその正体を見破られて那須ヶ原へと逃れて来ました。
その後も妖狐は領民や旅人に危害を加えましたので朝廷では三浦介、上総介の両名に命じ遂にこれを退治してしまいました。ところが、妖狐は毒石となり毒気を放って人畜に害を与えましたのでこれを「殺生石」と呼んで近寄ることを禁じていましたが、会津示現寺の開祖源翁和尚が石にこもる妖狐のうらみを封しましたのでようやく毒気も少なくなったと語りつたえられています。
確かに立ち込める硫黄の臭いは凄いものでしたね。
慣れるとそんなに気にならなくなるもんですなぁ・・・・・。
東北道の那須ICを下りてすぐのところに道の駅があり、そこに九尾の狐が飾ってありました。
あの松尾芭蕉もここを訪れていたんですね。
奥の細道に残した言葉と、ここで詠った句が紹介されていました。
そしてこれがその史跡殺生石です。
この一角だけが草木も生えておらず、当時の修羅場を思い起こさせてくれましたね。
殺生石の傍らには家庭平和を祈念して建立された千体地蔵が並んでいましたね。
千体と言うだけあって、その数見応えがありましたよ。
全景を上から眺めると、何とも不思議な光景でありました。
久しぶりにゆったりと硫黄温泉を堪能してきました。
ホント、温泉はいいですよね。w
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